後半開始と共に両者フレッシュな動きを見せる。
先にチャンスを手にした東京実業、後半3分ボールを手にしたFW11番栗田が独走しシュートを放つもこれは枠の外。続く4分MF9番のクロスをMF10番荻原が冷静に納めFW14番黒川へと繋ぐ。フリーで打ったシュートは惜しくもゴール右にそれる。
対する都立小松川後半5分、相手DFからのこぼれを拾ったMF11番工藤がシュートを放つもこれはDFにあたってしまう。さらに後半6分、MF11番工藤からのパスをFW9番澤頭良介が体を張って落とし、MF16番加藤がシュートを放つもこれは僅かにゴール右に外れる。
激化する攻撃合戦に両チーム体を張って耐える。東京実業のDFは4番境3番伊ノ木洸平がセンターで体を張り、サイドバックの7番牧山龍太5番松浦は攻撃陣へのボールの配給でも活躍していた。さらにアンカー6番森良太は高校生とは思えないフィジカルで攻守に貢献していた。一方の小松川はDFラインも頑張っているが、FW8番斎藤9番澤頭の前からの守備が攻撃に結びつけていた。
そんな中遂に均衡が破られる。後半12分、東京実業FW14番黒川が右サイドから鋭いクロス。これをFW11番栗田がゴール前で冷静にトラップからのシュート。これが決まり1-0とリードする。さらに後半14分、FW11番栗田マークがFW14番黒川とのワンツーから抜け出し放ったシュートはゴールに吸い込まれ、2-0とリードを広げる。
何としても1点をまず返したい都立小松川は後半25分、針の穴を通すようなMF16番加藤のスルーパスから、FW8番斎藤がボールを受けシュートを放つもこれは枠の外。続く27分、DF6番菅谷FW9番澤頭FW8番斎藤とパスを繋ぎ、ゴール前でチャンスを迎えるも体を張ったDF陣がクリア。
2-0でリードする東京実業という展開を忘れるような攻撃合戦は最後まで続く。
後半33分東京実業、交代で入ったばかりのFW18寺山晋太郎が右サイドで1対1を制しクロスを上げる。これにFW11番栗田が合わせるも、DF陣が体を張りクリアする。
対する小松川後半39分、右サイドから11番工藤がDF二人の間をすり抜けMF14番中島へと繋ぐ、これをシュートするもバーを直撃。それを拾ったFW8番斎藤がシュートを放つもこれはGK増田大輝がナイスセーブ。
そして、ここで試合終了のホイッスル。最後まで東京実業を脅かした都立小松川であったが、足が攣る選手が出るなど、選手全体の能力で上回った東京実業が勝利する結果となった。「後半走り勝てるのは分かっていた。」と選手に信頼を寄せる片山監督、初戦で若干の固さはあったが個人能力に秀でた選手と戦術の幅でどこまで勝ち上がれるか非常に楽しみなチームだ。
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