試合風景

 11月7日、第94回全国高校サッカー選手権東京二次予選Aブロック準決勝第2試合として駒澤大学高等学校VS都立東久留米総合の試合が行われた。真っ赤なユニフォームに身を包む駒澤大学高等学校と鮮やかな水色のユニフォームを着用する都立東久留米総合の応援団は、両者熱い応援を送り、気合の入った円陣と共に試合に臨んだ。

 開始同時と共に両者エンジン全開でボールに食らいつく。駒澤大学高等学校は各ポジションに強靭な身体を兼ね備えた選手を置き、ボール奪取と共に猛スピードでゴールに向かっていく。FW10番深見侑生、11番野本克啓も前からプレスをかけ、4-4-2の布陣で臨んだ。対する都立東久留米総合は3-4-3の布陣で臨み、両サイドバックから攻撃を始めサイドでの攻防戦を選んだ。

 最初のチャンスは都立東久留米総合。前半10分、FW20番宮崎が左サイド攻撃からのこぼれを中盤で拾いロングシュート。しかし、これはGK鈴木怜がしっかりとキャッチ。続いて前半11分、都立東久留米総合MF19番野々村大輝が中盤で右サイドからのクロスのこぼれを拾いシュート。しかし、またしてもGK鈴木のセーブにあう。都立東久留米総合はワントップの11番武田海青をサイドに流し、守備の時はサイドバックの位置にいる同サイドの選手を中盤に押し上げることでサイド攻撃に厚みを持たせる。しかし、強靭なフィジカルを誇る駒沢のDFラインによって中々最後まで崩す事が出来ない。特にDF3番佐藤,4番西田の競り合いの強さには都立東久留米総合も真ん中を迂回するしか術がない。

 対する駒沢もDFラインの身体を張った守備に応えるように徐々に攻撃の機会が増えていく。特に15分以降は駒沢もサイドに人を集め真っ向から対人勝負を挑むことで、ゴールに迫っていく。前半18分、駒澤大学高等学校FW10番深見が右サイドから中にいるFW11番野本に折り返す。これをしっかり枠に収めてシュートするも、GK井上大地のセーブにあう。

 前半34分都立東久留米総合、右サイドからのショートカウンターから中盤でボールを受けたMF6番白瀧良太がシュートを放つもGK鈴木これをキャッチ。両者一歩も譲れない攻め合いが続くが、お互いゴールを割ることが出来ずここで前半終了。

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