“通算6度目の“日本一”へ!千葉頂上決戦は市立船橋に軍配!
3大会連続の顔合わせとなった両雄によるファイナルマッチ。連覇を目指す流通経済大柏と2年ぶりの王座奪還を狙う市立船橋、言わずと知れたライバル対決は柏の葉公園総合競技場を舞台にキックオフを迎えた。
今季の直接対決は3度。総体予選決勝では流通経済大柏が3対2の撃ち合いを制したのに対し、プレミアリーグEASTにおいては、現在4位と残り3節に逆転優勝を懸ける市立船橋がいずれも2対1のスコアで引導を渡している。加えて過去2大会決勝のスコアも1点差での決着とあって、この大一番も僅差の勝負が大方に予想された。
序盤から主導権を握ったのは市立船橋。
来季のプロ内定選手であるFW永藤歩(モンテディオ山形入団内定)、MF椎橋慧也(べガルタ仙台入団内定)の2人が共にベンチスタートとなる中、3-5-2のシステムで攻守に優位性を確立。プレミアリーグ得点ランキング3位につけるMF工藤友暉の左サイドからチャンスを作った攻撃面と、世代別日本代表に名を連ねるDF杉岡大暉らが形成する3バックに、両サイドハーフを加えた5枚の最終ラインを敷いた守備面ががっちりと噛み合う。中盤のパスワークも冴え、流通経済大柏ゴールに襲い掛かった。
すると市立船橋の先制点は19分に誕生。
自陣からのロングボールに、右サイドを抜け出したFW矢村健が反応。流通経済大柏DFのセルフジャッジによって足が止まったところを見逃さずにプレーを続け、クロスを上げるとファーサイドで合わせたのは工藤。今季プレミアリーグでの直接対決では2戦2ゴールと好相性の相手に挙げた先制弾は今大会4戦連発となる一撃。市立船橋が欲しかった先制点をモノにする。