来年のU-20ワールドカップを目指す有望株たちがリスタート!U-19代表が紅白戦を実施

U-19日本代表練習試合(写真=松尾祐希)

 9月16日、U-19日本代表が3日間に渡る千葉合宿を打ち上げた。

 2001年生まれ以降の選手で構成されるチームの目標は来年のU-20ワールドカップ。出場権を懸けた今秋のU-19アジア選手権は来年初旬に延期となったが、今合宿に参加した29名の選手たちは勢力的に汗を流した。

 内田篤人氏が日本サッカー協会のロールモデルコーチとして今回の活動に加わった中で、最終日には30分×3本の紅白戦を実施。影山雅永監督にアピールすべく、選手たちは懸命なプレーを見せた。

 1本目のオレンジビブス組には、GK鈴木彩艶(浦和ユース)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、山﨑大地(順天堂大)、村上陽介(明治大)、成瀬竣平(名古屋)、MF川﨑颯太(京都)、武田英寿(浦和)、三戸舜介(JFAアカデミー福島U-18)、松村優太(鹿島)、FW染野唯月(鹿島)、唐山翔自(G大阪)が出場。対するグレービブス組では、GK野澤大志ブランドン(FC東京)、DF加藤聖(長崎)、佐古真礼(東京Vユース)、鈴木海音(磐田U-18)、三原秀真(愛媛FC)、MF松本凪生(C大阪)、成岡輝瑠(清水ユース)、松橋優安(東京V)、荒木遼太郎(鹿島)、FW藤尾翔太(C大阪)櫻川ソロモン(千葉)がプレーした。

 先にチャンスを作ったのはオレンジチーム。10分に村上のロングフィードから松村が相手の背後に抜け出し、右サイドからシュートを放つ。惜しくもこれはゴールとはならなかったが、以降も積極的に攻撃を仕掛ける。20分には松村との連携で局面を打開した成瀬がフィニッシュに持ち込んだ。対するグレーチームは成岡、松本を中心に攻撃を組み立てる。序盤は決定機を作れなかったものの、27分には荒木が相手の隙を突いて右足でシュート。しかし、これは枠を捉え切れない。互いに決定力を欠き、1本目はスコアレスドローで終えた。

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