後半に入り47分、FCトリプレッタユースは左からのCKを獲得。10番・宮澤俊太朗が蹴ったボールはゴール中央に。直接ゴールかと思われたが、GKが弾き、ゴール前は混戦状態。そこを5番・玉川由が押し込み、FCトリプレッタユースが先制を果たす。

 直後、堀越は左サイドを駆け抜けた9番・吉田碧橙がゴール前へクロスを送る。6番・石上輝が飛び込みシュートを放つが、これをFCトリプレッタユースGKがセーブ。あわや同点という場面を切り抜ける。流れは一気にFCトリプレッタユースへ。

 追加点はまたもセットプレーからだった。
 54分、FCトリプレッタユースはCKのチャンス。ゴール前の混戦から5番・玉川由がシュートを放つがこれはGKがスーパーセーブ。だがそのこぼれた所、左から10番・宮澤俊太朗が再度クロスを上げ、9番・ピーダーセン世隠がボレーで押し込みゴール。欲しかった追加点をあげ、喜びを爆発させた。

 2点のリードを許すことになった堀越は、速く攻撃的なサッカーを展開し、ゴール前フリーの場面を作り出すものの、力みからかシュートを外してしまう場面が続く。
 その後も、堀越が細かなミスを突いて攻め込むも、FCトリプレッタユースはフォローがしっかりされており、きっちりとゴールを守りきる。
 結局そのまま2対0のまま試合終了。FCトリプレッタユースが勝利し、嬉しい連勝となった。

 攻撃の流れ、形は作り出すもののただひとつ、フィニッシュを決められなかった堀越。再三いい形は作っていただけに悔しい敗戦となった。これからのリーグ後半戦や選手権予選に向け、決定力をなんとか上げていきたい。苦しいところだが、乗り越えられればもう一段チームは強くなれる。
 一方、攻め込まれながらも無失点で切り抜け、自らはセットプレーのチャンスを確実にものにしたFCトリプレッタユース。のびのびとプレーをし、楽しみながらもチームとしての成熟度を増していく選手達に大きな可能性を感じる試合となった。

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