2点目を決めた岡田駿

 後半も河南が攻勢を強める中で49分、右からのコーナーの場面でこぼれ球に反応した10番森田翔生が右足でシュートを放つもまたしてもGK1番原本匠太に止められてしまう。そして迎えた58分、河南は直接フリーキックの流れからP Kを獲得すると、16番青木亮太が左隅に決めて待望の先制点を手にする。同点に追いつきたい牧野は17番寺西海人を投入しボールを集め左サイドから仕掛けるも河南の守備陣を破ることが出来ない。すると試合終了間際80+4分、河南は途中交代で入った8番岡田駿が裏のスペースに走り込みG Kと1対1になり落ち着いて右足で決めて追加点をあげる。試合はそのまま2-0で終了した。

 勝利した河南の竹田央監督は試合後「練習からこういう雰囲気になったり、のまれたり、うまくいかない、しっくりこないということもいろいろ想定して選手には言ってきたが、あまりリアルに伝わっていなかったというのが現状。ただ後半は交代選手も含めてよく理解してやってくれたのでそこは良かったかなと思います」と振り返った。勝利した河南は10月18日、2次予選5回戦で常翔学園と対戦する。

(文・写真=谷口一樹)

▽第99回全国高校サッカー選手権大阪予選
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