河南MF上出晟也

 決勝の舞台となったのはインターハイ予選など各種大会の主要試合で使用されるJ-GREEN堺のS1ピッチ。約3,600人が収容可能なスタンドを備えた天然芝のピッチでプレーできるとあって、燃えないわけがない。

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 選手がはつらつとした表情で駆け回る中、ひと際目を惹いたのは河南のMF7上出晟也 (2年)。「この舞台でプレーできるのはテンション上がりました。絶対に勝ってやろうって。このコートでできるのは今後あるかないか分からないので、優勝を目指してプレーしました」。そう振り返る男は2得点に絡む活躍を見せて、決勝の主役となった。

 「左利きで縦が破れるし、中に入ってもプレーできる。プレーの幅が広い」。河南の竹田央監督が評する上出は右サイドに位置する左利きのドリブラー。本来は中にカットインしていくプレーを得意にするが、この日は「相手が中を切ってきていたので縦で勝負しようと思っていた」と積極的にコーナーフラッグを目掛けて仕掛けていく。

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