好勝負を制したのは個人で勝った小松!

延長終了4分前の決勝ゴール・MF村上 蒼織(3年)を中心に歓喜の小松

 史上はじめて地区予選を廃し、42校が県大会1回戦から参加する形になった「第99回全国高校サッカー選手権愛媛県大会」。猛暑日の日差しが降り注ぐグリーンフィールド新居浜での開幕戦は、両校の狙いがくっきりと見える好勝負となった。

 

 元日本代表FW川又堅碁(ジェフ千葉)を輩出している小松は11伊藤颯人(3年)をワンボランチに据える4-4-2システム。開始早々にその伊藤がCKからヘディングで先制すると、その後も接点での強さを活かし主導権を握りにかかる。

 しかし、4-3-3システムを組んだ三島が狙っていたのは正にそこだった。15分には小松が強引に仕掛けるところを前向きで奪い、ショートカウンターを仕掛けると2シャドーから左サイドに流れたMF7井川理央(2年)のクロスをMF8石川快大(2年)がスライディングシュートを決め同点。さらに後半58分には小松のビルドアップミスを奪ったFW14青野龍汰(1年)がGKとの1対1を冷静に沈め逆転に成功する。

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