激しい攻防が繰り広げられる
延長激闘を制した西武台!見事な守備で王者を苦しめた浦和学院は、一歩及ばず
第94回全国高等学校サッカー選手権大会埼玉県決勝トーナメントは24日、いよいよ3回戦に突入した。ここからいよいよ西武台が登場。西武台は今年絶好調。新人戦制覇を皮切りに関東大会、総体と県内3冠を成し遂げたとあり、5年ぶりの優勝に期待がかかる。
対するは浦和学院。1回戦から登場すると、深谷第一を5対0、2回戦では狭山ヶ丘を2対1と逆転と、いずれもSリーグに所属するチームを相手に快勝を重ねてきただけにチーム状態は良い。この試合が初戦となる県内王者に対峙するにあたって、勢いも実力も十分だ。
快晴のもと西武台高校グラウンドで戦いの火ぶたは切って落とされた。
浦和学院の他部活も巻き込んでの大応援団が声を送る中、立ち上がりからやはり西武台が攻勢をかける。だが浦和学院DF陣が踏ん張り、伊藤圭吾、髙柳蓮を中心に体を張ってゴールを割らせない。至近距離のシュートも顔で受け跳ね返す等、気合十分に集中力の高さを見せる。
西武台はゴールを割ろうと左サイドを中心に、流れるような攻撃を繰り出す。セカンドボール、こぼれ球はほぼ西武台がキープ。ボールを奪われても浦和学院が少しでもボールを止めるとすかさず寄せていきボールを奪い返すなど、隙の無いサッカーを展開する。