先制に沸く昌平イレブン
昌平、無失点のまま準決勝へ!
第94回全国高等学校サッカー選手権大会埼玉県決勝トーナメントは31日に入り準々決勝が行われている。この日熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた第2試合は昌平と市立浦和の対戦。昨年の覇者・昌平はここまで2試合を戦い無失点。前線から守備の意識がきっちりと浸透している。
試合は互いに相手サイドへと攻め入りゴールに迫りあう一進一退の攻防を見せる。
そんな中、やや押し気味に試合を進めたのは市立浦和。ゴール前へとボールを供給できるようになり、徐々にゴールの予感を高めていく。しかし、20分過ぎには連続で決定機を作り出すも、得点ならず。昌平もチャンスを決めきれず、前半を0対0で折り返す。
後半に入っても互いに攻め合いめまぐるしく攻守が入れ替わるものの決定打が打てない展開は続く。そんな中47分、昌平7番・針谷岳晃がするするとゴール前に上がり、右足を振りぬく。ボールはそのままゴールへと吸い込まれ、昌平が先制に成功する。ぽっかりと空いた市立浦和の穴に見事マッチさせた意表を突くゴールだった。