後半開始と共にペースを握ったのは正智深谷。後半2分、FW11番小池が右サイドをドリブルでえぐりクロス、これをMF9番新井が足で合わせるもこれはゴールの外。
続いて後半11分、後半からピッチに立ったFW24番梶谷政仁が左サイドを突破しシュート。しかし、これはDFがクリア。さらに後半15分、FW24番梶谷からボールを受けたFW15番田島帆貴がシュートを放つがこれはGK高橋が外に弾く。
正智深谷の24番梶谷はポストプレーと力強いドリブルでしっかりと攻撃のアクセントになっていた。また、他の元々個人能力の高い攻撃陣も、互いの距離を短くし連携を高める。一方の埼玉栄は「耐えろ、耐えろ」の言葉の通りなんとか持ちこたえようとし、DF12番鈴木翔太、13番加藤智瑛が身体を投げ出しながら周りを鼓舞する。
後半32分正智深谷、左サイドでタメを作ったFW11番小池からMF9番新井へパス。このボールを9番新井がクロスし、中でMF13番鈴木涼太が合わせるも埼玉栄MF10番高橋が前線から戻り身体を張りクリア。決死の守備でなんとか耐える。
しかし、後半34分正智深谷のFW15番田島が右サイドを突破し、中で待つFW24番梶谷にクロス。これを冷静に決め点差は2点に。
何とか一点を返したい埼玉栄、後半40分にはパワープレーにはしる。右サイドからのクロスの跳ね返りをDF13番加藤が何とか納める。これを強烈なシュートを放つもGK戸田海斗がしっかりとセービング。逆に、後半42分正智深谷のMF9番新井の右サイド突破から、最後はFW15番田島に決められてしまいダメ押しゴール。3-0とリードを広げられてしまう。
ここで試合終了のホイッスル。
後半最後に埼玉栄がパワープレーで片鱗を見せるも、対人に強い個を揃え後半に連携プレーを修正してきた正智深谷が3-0で快勝した。準々決勝を突破した正智深谷の次なる相手は浦和東。注目の一戦は11月8日13時35分キックオフとなっている。
(文:編集部)