福知山成美の中盤を支えたMF八尋ケンジ(写真=雨堤俊祐)
キャプテンのMF福田陸人(3年)は「守備の時間が長くなるのは想定していました。ただ、(攻撃で)中盤でつなぐことが難しかった。後半は敵陣深くまで行けたけれど、京都橘は僕たちより上手かった。本当の王者でした」と振り返っている。決勝進出はならなかったが「(高校サッカーは)辛いこともたくさんあったけれど、チーム全体で声を掛け合って、ここまで来れた。キャプテンも最初は『自分でいいのか?』と悩んだけれど、副キャプテンを始めとするチームメイトや周囲の人に助けられながらやってきた。今は後悔はありません」と話している。
今川監督は「初めてサンガスタジアムで戦ったけれど、高校生なので(スタジアムやベスト4の雰囲気が)プレーに出てしまうところはあった。でも、彼らやチームにとって素晴らしい経験です。(大会を通じて)粘り強く、どの試合も全力でやってくれた。一生懸命やってくれた」と選手をねぎらった。
(文・写真=雨堤俊祐)
▽第99回全国高校サッカー選手権京都予選
第99回全国高校サッカー選手権京都予選