J2徳島内定の西野が4発!京都橘が前評判どおりの強さを見せる

随所に激しい攻防が見られた(写真=雨堤俊祐)

  第99回全国高校サッカー選手権大会の京都大会・準決勝が11月7日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われた。第1試合は京都橘が6-0で福知山成美を下して、決勝進出を決めた。

  前半8分に試合は動く。京都橘はロングスローからゴール前で混戦となり、最後はFW木原励(2年)が押し込んで先制する。28分には追加点。MF青山楽生(2年)の折り返しをゴール前に走りこんだ味方がスルーしたところをFW西野太陽(3年)が決めて、2-0で試合を折り返す。

 後半も試合を優勢に進める京都橘は、46分にMF杉本蓮(3年)が敵陣深くまで持ち込んでからのパスを西野が決めると、65分にもロングスローを相手GKがキャッチし損ねたところを木原が蹴りこむ。さらに72分、75分と西野がダメ押し点を決めて、6-0というスコアで勝利を収めた。

 優勝候補筆頭にあげられる前評判どおりの強さを見せた京都橘。J2徳島内定の西野が4得点をあげ、コンビを組む木原も2得点と、脅威の2トップが攻撃を牽引した。彼らへチャンスを供給する形もサイドアタック、セットプレーやロングスロー、カウンターからの中央突破とバリエーションが豊富。西野は「4点ともパスが良かった。僕は押し込むだけでした。(木原)励とのコンビも息が合っている。チーム全員の気持ちが一つになって戦えています」と充実の様子だ。

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第99回全国高校サッカー選手権京都予選