鵬学園、FW判治海斗のV弾で金沢桜丘を下し決勝進出

決勝点を挙げたFW判治海斗(写真=森田将義)

    

  11月1日、第99回全国高校サッカー選手権大会 石川県大会の準決勝が行われた。第1試合の鵬学園金沢桜丘の一戦は1-0で鵬学園が勝利し、7日に行われる決勝へと駒を進めた。

 スコア以上に鵬学園にとっては苦しい試合となった。DF内山仁(3年)が「まったく予想していなかった選手が何人か出てきたので、どういう選手か気になり対応できなかった」と振り返った通り、前年王者・鵬学園との対戦にあたり、準々決勝から大幅にメンバーを変えてきた金沢桜丘に苦戦。緊張で身体が思い通りに動かなかったことも相まって、序盤は完全に後手に回った。

 前半4分にはMF蟹貴文(1年)にカットインからシュートを打たれたが、GK藤原洸生(3年)がさわりにCKに。24分にはFW木下裕貴(3年)のパスから、MF米沢楓(1年)に決定的な場面を与えたが、DFがブロックし難を逃れた。苦しみながら、失点を回避できた理由についてDF長島琉也(3年)は「セカンドボールへの反応やラインの上げ下げなど基本をしっかりやってきたから、対応できた」と口にする。鵬学園も防戦一方とはならず隙を見て攻撃へと展開。38分にはFW判治海斗(3年)がMF鈴木嶺騎(3年)とのワンツーからゴール前を抜け出したが、シュートはGK山田侑太(3年)に阻まれた。

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▽第99回全国高校サッカー選手権石川予選
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