桐光学園、日大藤沢に昨年のリベンジを果たし2年ぶりの選手権に王手

PK戦を制した桐光学園イレブン

 昨年のリベンジを果たし、2年ぶりの選手権に一歩近付いた。

 11月8日、高校サッカー選手権の神奈川県予選・準決勝が行なわれ、第1試合では桐光学園と日大藤沢が対戦。昨年の決勝と同カードとなった一戦はシーソーゲームになるが、桐光学園がPK戦で勝利を掴んだ。

 先に主導権を握ったのは桐光学園。前線からプレスを掛け、高い位置でボールを奪って攻撃を展開する。セカンドボールへの反応も良く、球際の勝負を制して二次攻撃に繋げた。押し気味に進めると前半16分。MF栗原祥太(3年)が左CKをゴール前に入れる。右足から放たれたボールは相手GK濵中英太郎(3年)のミスも絡んで、そのままネットに吸い込まれた。

 思わぬ形で先制した桐光学園は以降もアグレッシブな姿勢を貫き、果敢にプレスを掛ける。相手が蹴ったロングボールに対しても町田入団内定のCB奈良坂巧(3年)を軸に跳ね返し、相手に得点を与えない。

 対する日大藤沢は我慢の時間が続いた。CB宮川歩己(3年)を中心に要所を締めるが、攻撃の形を作れない。ボールを前に運べず、中盤でロストして速攻を浴びる場面が目立った。

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▽第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選