大成、片原崇也の決勝ゴールで駿台学園に2-1で勝利。一昨年の雪辱を果たすべく決勝の舞台へ

勝利の大成イレブン(写真=矢島公彦)

    

 11月8日、 第99回全国高校サッカー選手権大会の東京2次予選Bブロック準決勝が聖地・西が丘で開催された。準決勝第1試合では大成が片原崇也の決勝ゴールで駿台学園を2-1で下し、決勝進出を決めた。

 立ち上がりは駿台学園が後ろからボールをコントロールし攻める展開。それに対して駿台学園がパスを繋いでのショートカウンターで迫る。

 大成は11番野田歩夢が前線で身体を張り8番前澤亮太・9番加藤慶八が右サイドで息のあったコンビネーションを見せる。10番原輝斗がキープとドリブルでチャンスを作ると6番三宅航太のロングスローからチャンスを作るシーンが多く見られる。
 駿台学園は3番池上寛大・4番杉浦慶太からのビルドアップで攻撃を始め23番印南佐介が右サイドをかなり高い位置まで上げ攻撃的な布陣を敷く。2番上野弥伽山・6番梅原壮太がシンプルに中盤で捌き、7番齋藤一輝はスピードに乗ったドリブルと精度の高いクロスを右サイドで見せ、10番本田颯大が前線を精力的に動き11番山畑潮音が身体を巧みに張る。

 前半10分、大成6番三宅航太の右サイドからのロングスローから7番片原崇也がボックス外でボールを拾いミドルシュートを放つが、これは上手くミートせず。少しずつ大成が挽回し、押し込む時間が増えていく。
 駿台学園も前半16分、10番本田颯大が中央で浮いたこぼれ球をボレーシュート、枠を捉えることは出来ないが、大成ゴールを脅かす。
 大成9番加藤慶八・10番原輝斗・11番野田歩夢が左サイドで集まり、更に7番片原崇也が非常に危険な仕掛けを繰り出す。駿台学園は6番梅原壮太・21番須藤颯翔・22番鶴岡飛嘉・10番本田颯大・11番山畑潮音による左サイドの攻撃を中心に、逆サイドも虎視眈眈とチャンスを伺う。
 前半27分、駿台学園にチャンスが訪れる。2番上野弥伽山が左サイドからのクロスに10番本田颯大が強烈なシュートも大成GK永田陸が一度弾くも本田自らボールを拾い再びシュート、これはディフェンダーに阻まれる。
 このまま前半終了かと思われた前半アディショナルタイムに試合が目まぐるしく動く。まずは、大成8番前澤亮太のフリーキックから得たPKのチャンスにキッカーは5番金井陸人、これをきっちり決め切り先制。すると、駿台学園もすぐさま反撃に転じ、左サイドの11番山畑潮音からのクロスに10番本田颯大が中央に入ると相手ディフェンダーに当たったこぼれ球を押し込み、試合を振り出しに戻して前半を折り返す。

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▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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