J加入内定4人を擁す昌平が古豪武南を寄せ付けず勝利し4強入り
勝利の昌平イレブン
10月31日、 第99回全国高校サッカー選手権大会の埼玉2次予選が開催。準々決勝、昌平対武南のカードは昌平が古豪武南を寄せ付けず3-1で勝利し、準決勝進出を決めた。
試合開始後ペースを握るのは昌平。2021シーズン鹿島アントラーズ加入内定の10番キャプテン須藤直輝を中心に攻撃を展開。高い技術とアジリティーを兼ね備えた10番須藤直輝・1年生の8番荒井悠汰・6番柴圭汰(2021シーズン福島ユナイテッドFC加入内定)・7番小川優介(2021シーズン鹿島アントラーズ加入内定)・14番平原隆暉などが攻撃を組み立てる。特に10番須藤直輝がボールサイドに寄った際は熟練され息の合った攻撃を見せ、11番小見洋太(2021シーズンアルビレックス新潟加入内定)がDFラインで駆け引きする。更に25番本間温士が押し上げて右サイドで危険な仕掛けを見せる。
一方武南は3番渋谷亮輔・4番堀内那斗のセンターバックコンビがチームを鼓舞し、体格を活かし8番高橋奎亮が中盤で相手の目を摘む。10番吉澤和は前線でスプリントと身体を張ることを繰り返し、11番杉本駿吾は攻守に活躍を見せる。
最初のチャンスは前半11分の昌平。25番本間温士が右サイドで10番須藤直輝を周りパスを受ける。クロスを送ると14番平原隆暉が滑り込みながら触るも、このチャンスは武南GK吉田隆斗がセーブ。続けて前半14分、昌平は25番本間温士が独力で1対1を仕掛けクロス、14番平原隆暉が落としたボールを7番小川優介がボックス外でミドルシュートを放つもこれも武南GK吉田隆斗がファインセーブ、ゴールを割らせない。
その後も昌平が押し込み、7番小川優介・10番須藤直輝がミドルシュートを浴びせ武南に襲い掛かる。前半24分、昌平10番須藤直輝の右サイドからのクロスに3番生島翼がファーサイドでヘディングで合わせるがゴールまであと一歩の所で武南ディフェンダーが弾き出す。
攻め立てる昌平が前半終了間際の39分、遂に試合を動かす。左サイド10番須藤直輝からのコーナーキックにファーサイド3番生島翼がヘディングで合わせる。一度は跳ね返されるも4番唐木晃がヘディングで押し込み先制する。
武南は11番杉本駿吾の左サイドでのインターセプトからの速攻、10番吉澤和が前線で気を吐くも中々ゴールに向かう事は出来ない。このまま前半は1-0で終了し、昌平リードで折り返し後半戦へ。
▽第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選