遠藤颯のミドル弾で帝京可児が土壇場で追いつく

東山 vs 帝京大可児

 8月1日、第8回和倉ユースサッカー大会2020グループリーグのグループC、東山(京都)対帝京大可児(岐阜)が行われ、2-2で引き分けた。

 前半10分、東山は11番田中寿宗が相手の隙をつきボールを奪うと、キーパーとの一対一を冷静に決め先制点を奪う。巻き返しを図りたい帝京可児は選手を相手の間に等間隔で配置し、47番小宅空大を中心にテンポよくボールを回す。前半24分、帝京可児は23番大森涼が左サイドでボールを持つと、右足で巻いた軌道のシュートでゴール右下を射抜き、技ありのゴールで試合を振り出しに戻す。このまま1-1で前半は終了する。

 後半になると帝京可児は8番遠藤颯が相手のDFラインとボランチの間の絶妙な位置でボールを受け相手を撹乱する。しかし、先にチャンスを手にしたのは東山。後半10分、15番森田篤の左サイドからのアーリークロスからのこぼれ球に、11番田中寿宗が反応し押し込み、再びリードを奪う。しかし後半27分、帝京可児は8番遠藤颯が左足一閃。ミドルシュートが見事に決まり土壇場で帝京可児が追いつくとこのまま試合終了。ボールを効率よく走らせた帝京可児と虎視眈々と攻撃のチャンスを待ち構えた東山の一戦は2-2の痛み分けで決着となった。

▽第8回和倉ユースサッカー大会2020
第8回和倉ユースサッカー大会2020