スコアが動いたのは後半6分だった。矢板中央は6番三河和矢が浮き球を頭で逸らしコースを変えると、これがゴールに吸い込まれ先制に成功。その後、猛攻を仕掛ける日大藤沢に対して、矢板中央は全員で身体を張ってゴールを守る。また、前線のターゲットとして18番多田圭佑が前線を駆け回り決死の思いでボールをキープする。後半21分、日大藤沢43番植木颯からのアーリークロスに、3番宮川歩己がファーサイドでヘディングで合わせるもGK羽渕莉人にパンチングで弾き出されてしまう。そして迎えた同27分、日大藤沢は6番斉藤夏が混戦からのこぼれ球に右足を振り抜き、見事なボレーシュートをネットに突き刺し、土壇場で同点に追いつく。勢いに乗った日大藤沢は後半アディショナルタイムには45番大貫裕斗が混戦からのこぼれ球につめ、ゴール。劇的な展開で日大藤沢が勝利を捥ぎ取った。
▽第8回和倉ユースサッカー大会2020
第8回和倉ユースサッカー大会2020