FW石井稜真のゴールを皮切りに5点を奪った福岡U-18が5-1で大勝

アビスパ福岡U-18FW石井稜真(写真=森田将義)

 高円宮杯JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ2020九州が5日に開幕し、筑陽学園アビスパ福岡 U-18が対戦。FW石井稜真のゴールを皮切りに5点を奪った福岡U-18が5-1で大勝した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、九州では2月末から公式戦の開催が見送られてきたが、ようやくリーグ戦が開幕。例年とは違い昇降格のない今年限定のルールでの実施となったが、「サッカーができる幸せを感じることができた」(MF藤原尚篤)、「公式戦独特の雰囲気や緊張感を楽しみつつもスタートから集中して試合に挑めた」(石井)と福岡U-18の選手が声を揃えた通り、真剣勝負を楽しむかのように熱いバトルを繰り広げた。

 序盤から主導権を握ったのは、「開幕戦が一番大事なので練習からしっかり準備してきた」(藤原)。3列目で落ち着きをもたらす藤原の配球を起点に、右のMF牛鼻世波と左のMF後藤佑太がサイドを積極的にチャレンジ。前半4分にはロングボールから右サイドを抜け出した牛鼻がシュートを放つなど、筑陽学園に襲い掛かった。しかし、18分には筑陽学園のGK石橋一真のキックが福岡U-18のDF裏に落ちると、FW大嶋遥人がシュート。DFがブロックし、CKに逃れたが、DF大塚剣士のキックをDF緒方孝起に頭で決められた。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ 2020 九州
高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ 2020 九州