だが後半に入っても流れは東農大一。4分左からのクロスを浅田の打点の高いヘディングで合わせるがこれはゴールの右にそれる。
 さらに5分、平信のドリブルからのスルーパスに反応した板倉がキーパー抜きにかかるがこれはキーパーのファインセーブ。

 今度は明法11分、後藤が左からのクロスでチャンス作るがこれは中に合わせることができない。19分には橋本諒平のロングボールから後藤へ、通ればチャンスになるところを東農大一のDFが体を張って防ぐ。

 すると直後の20分、東農大一板倉からの質の高いクロスを浅田が得意の頭で合わせてゴール。明法を突き放す。
 25分、東農大一は代わって入った黒田祥吏が距離があるところからキーパーの位置を確認してロングシュート。これは入ったかと思われたがクロスバー。続けざまに26分、東農大一平信がスルーパスを受けて相手を翻弄すし抜け出すがシュートはジャストミートせず。
 34分には代わって入った小田原就がPA付近でドリブルキープ、平信に繋ぐとこれを受けた平信は豪快に左足で蹴りこんで追加点。

 攻めるしかない明法は後藤にボールを集める。35分には後藤が遠目からゴールを狙うが枠を捉えきれない。さらに37分右からのクロスを佐野悟一がダイビングヘッド。しかし東農大一GK森本圭のファインセーブに防がれる。

 40分、東農大一は中村亮介が抜け出してキーパーと1対1になるがシュートはキーパーに当たる。さらにこぼれ球を黒田が押し込むが明法のDFが戻りゴールラインぎりぎりでクリア。
 お互い最後まで攻めるがこのまま試合終了。攻め合い、チャンスを多く演出した見ごたえのある試合は東農大一が制し、2回戦へと駒を進めることとなった。

(取材=佐々木竜太)