第93回全国高校サッカー選手権大会東京Aブロック決勝が、西が丘競技場12時にキックオフ。白のユニフォームの都立三鷹中等教育学校、伝統の紫のユニフォームの堀越。共に胸につける学校の名前に誇りを持って試合に挑む。
 前半1分、いきなりゲームは動く。都立三鷹中等教育学校がハーフライン付近からのFKをゴール前に入れると相手のクリアミスを拾ったFW11番河内がワントラップから思い切ってシュート。
 このオープニングシュートで先制に成功し、都立三鷹中等教育学校にとっては幸先の良いスタートを切る。

 キックオフ再開後、堀越も攻める姿勢を見せるが3分に都立三鷹中等教育学校MF4番堀田に追加点を奪われる。堀越は崩されてないだけにアンラッキーな失点で2点のビハインドとなってしまう。

 追う展開となった堀越はキャプテン6番・石上を中心に反撃にでる。
 得意のパスサッカーと多彩なセットプレーでゴールに迫るがシュートまで持ち込ませてもらえない。
 都立三鷹中等教育学校はボールを回す相手に対し前線からのプレスで高い位置で奪いチャンスを作る。
 お互い自分たちのサッカーを見せ合う互角の戦いが続く。

 26分に堀越の新井がこの試合初めてのチャンス。DFと並走して左サイドにボールを受けると中に切り込んでシュートを放つが外側のサイドネットをかすめる。続く29分に石上が高い位置でボールを奪いPA内に進入しシュート。これはポストに当たり外側にはじかれ得点には繋げられない。

 すると直後の30分に都立三鷹中等教育学校16番左SB安田がPA外からシュートを放つとこれがクロスバーに当たりながらもゴールラインを割り追加点。少ないチャンスでゴールにつなげる都立三鷹中等教育学校の強さが発揮される試合展開になる。
 前半は都立三鷹中等教育学校リードで折り返す。

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