市立尼崎が5発!期待の世代が躍動

市立尼崎FW藤井琉馬(写真=森田将義)

 兵庫県リーグ1部4節が30日に神戸弘陵フットボールセンターで行われ、神戸星城市立尼崎が対戦。MF成藤奨悟(3年)の先制点を皮切りに5点を奪った市立尼崎が快勝した。

 今年の市立尼崎は、2017年のインターハイ出場を見て入学を決めた有望株が多い期待の世代。前節こそは神戸弘陵に大敗を喫したが、「弘陵戦でやられた分まで取り返せる分まで得点を意識した」(FW藤井琉馬、3年)今節は持ち味の攻撃陣が躍動した。テンポの速いボール回しから、MF古高裕士(3年)とMF小林諒(3年)の両翼によるサイド突破と、力強い藤井の動きで序盤からチャンスを作ると、前半9分には相手エリアでFKを獲得。DF西畑壱之伸(3年)がゴール前に入れたこぼれを成藤が決めて先制に成功した。11分には、左を突破した古高のパスをニアに走り込んだ藤井が合わせて2点目をマーク。15分には、MF中多風雅(3年)のサイドチェンジから古高がフリーでクロスを入れると、中央の中多が頭で合わせて一気にリードを3点差まで広げた。

 23分にも藤井がゴールをマーク。躍動する攻撃陣と共に守備も、「前節からの1週間で守備を修正しようと話していた。運動量とか球際の部分が緩んでいたので、運動量や声を意識して練習してきた」(古高)成果が実り、神戸星城に決定機を与えない。29分にはサイドを崩され、MF松浦謙太郎(3年)にシュートを打たれたが、クロスバーに助けられるなど運も味方につけて前半を終えた。

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