報徳学園が神戸国際大附に8発大勝!

報徳学園vs神戸国際大附(写真=森田将義)

  9月20日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2020 兵庫県リーグ1部は第7節を実施。報徳学園神戸国際大附の一戦は、開始14分に奪ったFW坂元一渚璃(1年)の先制点を皮切りに8点を奪った報徳学園が大勝した。

 8月末にリーグが再開してからはチャンスを活かしきれない試合が続いたが、今節は高田秀一監督が「面白い選手が揃っている」と評する報徳学園のアタッカー陣が大暴れした。決定力を高めるため、今週1週間はサイドからのクロスを合わせる形やカットインからのシュートを徹底練習してきた報徳学園は序盤から積極的にサイドを作り、見せ場を作った。前半14分には自陣からのクサビを受けたFW坂元がポストプレーで左に叩くと、MF村田智洋(3年)がドリブルで相手エリアに侵入。ゴール前でリターンを受けた坂元のシュートは、GKに阻まれたが、こぼれ球がゴール方向に転がり、先制点となった。

 「早めに点が獲れれば、勢いづくのが僕たちの特徴。FWが早めに1点決めてくれたので自分たちのペースに持って行けた」(MF今西颯太郎、3年)報徳学園は、以降もサイズと速さを備えた注目の坂元が積極的にスペースへと進出。右サイドのMF船越大空(2年)の積極的にカットインを狙い、神戸国際大附属に襲い掛かった。17分には、左CKのこぼれ球を船越がボレーで合わせ、ゴールネットを揺らしたが、判定はオフサイドに。「一個めのチャンスはゴールにならなかったけど、その後も冷静もプレーしようと思った」と振り返る船越に再びチャンスが訪れたのは、直後の18分。坂元がPA左を仕掛けたこぼれ球を今西が拾い、ゴール前に展開すると。船越がフリーで決めた。34分には村田のパスからDF五島健汰(3年)が左を攻撃参加。中へのパスから放った船越のシュートはポストに嫌われたが、こぼれ球をMF岸本颯太(2年)が押し込んだ。

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