後半4分、國學院久我山がまたしてもゴールネットを揺らすがこれは副審の旗が上がりオフサイドの判定。
 前半同様実践学園がボールを持つ時間が続くがなかなかシュートまで持って行けずにいると14分に國學院久我山左サイド9番・澁谷が中にPA内でシュート。ゴールマウスにとんだボールはGKがファインセーブ。
 更に16分に今度は右サイドの14番・飯原が中に切り込んで得意の左足でPAエリアの外からシュート放つと美しい軌道を描きそのままゴールネットを揺らし追加点。実践学園には苦しい展開になる。

 キックオフ直後から実践学園はCB2番・高橋を前線にあげ全員で点を取りに行く。
 両監督、選手交代を使いピッチにいる選手にメッセージを伝える。

 攻める実践学園、守る國學院久我山。この構図のまま時間は過ぎ最後までスコアは動くことなく試合終了。

 今年1年安定した力を発揮し東京の高校サッカーを引っ張ってきた実践学園の躍進はここでストップ。國學院久我山は2年連続出場だが去年の成績を上回ることを目標にしてきた選手たちの目はまだ燃え続けている。

(取材・文=佐々木竜太)