日章学園中学校 vs東急ＳレイエスＦＣ U-15

　U-15年代の日本一を決める高円宮杯全国大会の初日の12月12日、群馬コーエィ前橋フットボールセンターで、昨年度の全国中学校チャンピオンの日章学園中学校と関東リーグ常連の名門・東急Sレイエスが対戦した。

　日章学園はダブルボランチを置いたオーソドックスな１-４-４-２に対し、レイエスは攻撃時に両ＷＢが大きく開く１-３-５-２でキックオフとなった。前半主導権を握ったのはレイエス。4枚で守る日章学園の中盤のプレッシャーを回避して外側のスペースを上手く使い、右ＳＢ→ＣＢ→左ＳＢと素早くパスを回して大きく開いた左ＷＢの武藤光希(ＦＣ今宿茅ヶ崎)で勝負を仕掛ける形で何度もチャンスを作る。

　一方、日章学園はボールを奪うと小柄なＷボランチの田實優翔(飛松ＦＣ)と2年生の小峠魅藍(バディーＳＣ)にボールを預けてショートパス中心に打開を図るが、守備時に両ＷＢが下がって5バックになるレイエスの厚い守りをなかなか崩せない。