圧巻のハイプレス!後半立ち上がりに2点を奪った桐光学園が三浦学苑を下し関東切符&決勝進出!
三浦学苑 vs 桐光学園
5月4日、令和3年度関東高校サッカー大会神奈川予選の準決勝が行われ、三浦学苑と桐光学園が対戦した。
3回戦では厚木北を2-0、準々決勝では東海大相模に対し前後半0-0、10-9というPK戦の末に勝ち上がってきた桐光学園と、2回戦では旭に2-0、3回戦では法政二に1-1(PK4-3)、準々決勝では相洋に1-0と接戦をモノにしてきた三浦学苑。互いに堅守で勝ち進んできたチーム同士の一戦となった。
三浦学苑はGK1鈴木哲晶(2年)、DF2甲斐健太郎(3年)、DF3鈴木仁元(2年)、DF20鈴木海夏人(3年)、DF26比嘉虎頼(3年)、MF6松山理一郎(3年)、MF18竹本俊太朗(3年)、MF22中村空羅(3年)、MF28沓澤虎徹(3年)、FW9武田大夢(2年)、FW11山本啓太(2年)というスターティングメンバー。一方の桐光学園はGK21中村和心(2年)、DF2米山悠葵(3年)、DF3寺内倖大(3年)、DF4川角歓紀(3年)、DF5馬場拓己(3年)、MF7山市秀翔(3年)、MF8阿部慈(3年)、MF10岩根裕哉(3年)、MF13田中英泰(3年)、MF18粟江晟(3年)、FW9三原快斗(3年)がスターティングメンバーに名を連ねた。
両チームとも守備意識が高いチームだけに試合は静かに立ち上がる。三浦学園はキャプテンのDF鈴木海夏人らを中心に、また桐光学園はDF馬場らが軸となり固い守りを見せ、なかなかシュートを打たせない。
しかし飲水タイムを過ぎた辺りから、徐々に桐光学園の攻撃が機能し始める。後半27分、28分にはCKのチャンスを作るものの、どちらもゴールには至らない。さらに前半終了間際にFKの好機を演出するもネットを揺らすことはできず、前半は0-0のスコアレスで折り返す。
三浦学苑 vs 桐光学園
前半同様、後半も静かな立ち上がりを見せるかと思いきや、桐光学園はハイプレスからボールを奪うと、後半3分、DF寺内からのクロスにMF粟江が反応してダイレクトに右足を振り抜くと、ボールはネットを揺らし桐光学園が先制に成功する。
三浦学苑の枝村隼人監督も「風下の前半を0-0で折り返しただけに、あの後半立ち上がりの失点は痛かった」とコメントしていた通り、しかも桐光学園は今大会無失点というだけに三浦学苑には重い失点となった。
さらに桐光学園は直後の後半6分、相手ボールを奪ったMF田中が自らドリブルで切り込み、三浦学苑GK鈴木と1対1の場面を作ると、落ち着いて押し込み2点目を奪う。
その後も桐光学園は高い位置からプレスをかけ続けると、三浦学苑は思うように対応できず、ボールロストする場面が多く見られるようになる。それでも三浦学苑は試合終盤、途中交替のFW30福田大我がシュートを放つなどリスクを恐れない必死の反撃を見せるものの、桐光学園の固いディフェンスを崩すことはできず、2-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。
勝利した桐光学園は関東大会の出場権を獲得、そして5日に行われる決勝へと駒を進めた。決勝では神奈川1位の座をかけ、日大藤沢と対戦する。
▽令和3年度関東高校サッカー大会神奈川予選
令和3年度関東高校サッカー大会神奈川予選