浦和西FW柳澤優斗が初戦で2アシスト。キレキレドリブルは「間合い」を意識
大宮アルディージャU18 vs 浦和西(写真=石黒登)
第40回さいたま市招待高校フェスティバル浦和カップ1日目。初戦で大宮アルディージャU18と激突した浦和西は今大会10番を背負うFW柳澤優斗が後半にキレキレのドリブルから2アシスト。12分にエリア左をえぐってクロスでFW松田良太の先制弾をアシストすると、2点目は周囲の上がりの時間を作るためにググッと中へ。十分に相手を引き寄せて左サイドにスルーパスを出し、MF田中康士朗のゴールを演出した。
「ドリブルでの1対1というのがやっぱり長所。1対1の局面を作ったらそこから仕掛けていくというのがスタイルです」。そんな柳澤がドリブル時に意識しているのが「間合い」だ。「相手との距離感を意識して、ワンタッチで相手と詰めて、次のワンタッチで交わせるようにしています」。決してフェイントなど派手な技を使うタイプではないが、一瞬の身のこなしと相手の逆を取る動きは秀逸。そこは憧れのメッシのプレーを参考にしながら日々取り組んでいるという。
昨年の選手権では途中出場も果たしていた中で怪我で3回戦の西武台戦は出ることができず。今年は自分がピッチに立ってチームを引っ張っていきたいと意気込む。そのためにも「まずは関東大会に行くこと」を目標に掲げる。市原雄心監督も「まだまだ伸びしろもある。これからどうなっていくのか楽しみ」と語る浦和西のドリブラーが2年目のブレイクの予感を漂わせている。
記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登
▽第40回さいたま市招待高校フェスティバル浦和カップ
第40回さいたま市招待高校フェスティバル浦和カップ