それでも西武台は慌てずに自分たちのサッカーを継続。そして後半29分に自陣で相手ボールをカットした安木が切り替え早く前線にボールを送り高速カウンターを発動。抜け出した市川はキーパーとの1対1を冷静に右足で沈めてこの日2点目となる勝ち越しゴールを奪った。
終盤、日体大柏はDF須藤大智のロングスローやセットプレーからパワープレーに。最後のCKにはGK早坂光祐も出て得点を奪いにかかるが、西武台もCBに入ったDF原田蓮斗主将を中心に最後まで集中した守備を見せてゴールは許さずそのままタイムアップ。2-1で勝利した西武台が2010年大会以来11年ぶりとなる「関東制覇」を果たした。
(文=石黒登 写真=矢島公彦)
▽令和3年度関東高校サッカー大会
令和3年度関東高校サッカー大会