試合風景
出水中央、PK戦の末4強入り!
前半、出水中央の強いプレッシャーを前になかなかペースを作れない松陽に対して、出水中央はボールを支配。度々ゴールへと迫るが、ゴール前の松陽のディフェンスは堅く、なかなかゴールをわれない。さらに出水中央はコーナーキックのチャンス等もモノにできず。前半は0-0のまま、スコアレスで終了を迎えた。
後半が始まると、松陽は6番山之内大晃を中心に細かいパスを繋ぎながらリズムを作り出す。後半10分、松陽はコーナーキックのチャンスを得るも決めきれない。
一方後半16分、松陽のファールにより、ゴール前中央から直積フリーキックを得た出水中央は、5番磯脇一輝選手がキッカーを務める。放たれたシュートは直接、ゴール右隅に決まり見事先制に成功。
一方、1点を失った松陽に少し焦りもみえたが、徐々に出水中央のゴールを脅かす。後半20分を過ぎた辺りからは松陽の猛攻。連続でコーナーキックを獲得するも出水中央3番岸本翔平ら守備陣の壁は厚くゴールまでには至らない。それでも、松陽は後半31分、コーナーキックのチャンスを獲得。こぼれたボールを最後は14番濱上征也が押し込み同点ゴール。
試合は1対1で後半終了のホイッスル。勝負はPK戦へと縺れ込む。
迎えたPK戦、先行の出水中央は5番磯脇一輝らが落ち着いて決めた一方で、松陽は1人目、3人目が失敗。出水中央GK岸本翔平の好セーブが光った。出水中央は4人目、4番山入端大才が落ち着いてゴールを決め、遂に決着の時。苦しみながらも準決勝へと駒を進める結果となった。
出水中央の近野隼人監督コメント
「前半はいいプレッシャーもかかっていたんですが、後半になり1点とったことによって守りに入ってしまったところもあってか失点してしまった。それでも厳しい試合になるとは思っていたが、勝ててよかった。24番のキムサンジュン選手は1年生ではありますがドリブル力もあり今から楽しみな選手。ただ、とられたあとの切り替えができればもっとよくなるはず。6番の眞竹恭平にボールが収まるようになればもっといいプレーができると思う。準決勝も頑張りたい。」
(文・写真=太原裕美)