三重がうれしい選手権初勝利 西武台は16本のシュート放つも決めきれず
西武台 vs 三重（写真＝石黒登）
第100回全国高校サッカー選手権の1回戦が12月29日各地で行われ、NACK5スタジアム大宮会場第１試合は西武台(埼玉)と三重(三重)が対戦。前半に奪った虎の子の1点を守り切った三重が1-0で勝利し、うれしい選手権初勝利を飾った。
「80分間ずっと押され続けて、本当にたった一度ぐらいしか自分たちの時間もなかったんじゃないかというぐらい苦しい戦いだったんですけども、ひとつスコアを取れて結果的に勝てたという所は本当によかったなと思います」。
徳地俊彦監督が言うように、三重はしっかりと耐えてワンチャンスに繋げた。前半から西武台に押し込まれる展開となったが、そこを凌ぐと前半9分に逆襲する。
相手のロングスローのこぼれ球を拾いロングカウンターを発動。MF北岡勇輝（3年）が長い距離をドリブルで運んでクロスを送ると、反対サイドから走り込んだ右SBの大地山開（3年）がキーパーの前に入りつつ、ヘディングで決めた。
インターハイでは16強に入った三重だが、「守りに向かう時間が夏はすごく多かったので、やっぱりゴールに向かうということを選手の中ですごく意識をして、自分たちの時間でどれだけできるかというところが課題としてやってきた」（徳地監督）というように守勢に回りながらも、攻撃の意識を持ち続けたことがゴールに繋がった。
▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権
