中倉健太が前半だけでハット達成!都立武蔵丘が國學院に圧勝

都立武蔵丘vs國學院

  

 9月12日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選のブロック準決勝で都立武蔵丘と國學院が対戦。試合の主導権を終始握った都立武蔵丘が前半だけで9番中倉健太がハットトリックを達成する活躍をみせブロック決勝へと駒を進めた。

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 都立武蔵丘は巣鴨を3-0で、國學院は二松学舎大附を4-0で退けてのブロック準決勝進出。曇り空の中、キックオフとなった一戦は前半17分に試合が動く。都立武蔵丘は、中盤の自陣エリア右サイドから、オフサイドにならないように膨らみながら動いていた20番長沼楽生へ斜めのロングパスが通り、20番長沼がPAの中まで持ち込みシュートを放つとこれがゴールに吸い込まれ先制点を奪取。直後の同20分には、今後は角度のないところから20番がシュートを打ち、GKに一度止められるもこぼれ球を14番が押し込み追加点。さらに攻撃の手を緩めない都立武蔵丘は同28、29、40分にもゴールを決めて、リードを5点とし余裕を持った点差で前半終える。

都立武蔵丘vs國學院

  

 後半に入っても都立武蔵丘ペースは変わらず。後半7分、都立武蔵丘の7番尾崎広空が左サイドでボールを受けると深い位置までドリブルで持ち込みグランダーでクロスを上げると2番の田中葉が落ち着いて決める。同20分には、右サイドからGKとDFラインの間にグランダーのクロスを上げると20番の長沼は当てるだけでゴール。大きくリードした都立武蔵丘は、ベンチ含めチーム全体が明るい雰囲気となり、リラックスした中でプレーをしていく。そして、同31分、都立武蔵丘が自陣エリアから右サイドへ大きく展開すると、フリーで受けた2番田中はそのまま直進ドリブルでPAの中まで持ち出し自ら決める。さらに、同40分には14番木崎鼓太郎がクロスを上げるとそのままゴール。9-0で圧勝した都立武蔵丘が次戦へ駒を進めた。

 序盤こそ両チーム互角な展開だったが、時間と点差が大きくなるにつれて、都立武蔵丘が落ち着いてプレーをし、個人で仕掛けるところやパスで組み立てる展開の意思疎通が出来ていた。敗れた國學院も、相手のゴール前までいき、あと一つでチャンスという場面は作れていたが、ノーゴールで敗退となってしまった。

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選