劣勢から追い付いた青稜がPK戦を制す!淑徳はリードするも勢いに乗れず

青稜 vs 淑徳

 9月12日、 第100回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック準決勝が行われ、青稜淑徳が対戦した。

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 青稜は2回戦で都立足立新田を下しブロック準決勝へと勝ち進み、淑徳は田無工に勝利しブロック準決勝へと進出。

 試合は淑徳のキックオフで開始されると、序盤はまず淑徳が主導権を握り、MF11遠藤仁輔(3年)が左サイドから積極的に攻めあがり、MF10黒岩輝生(3年)やMF14一法師侑士(3年)らがゴールに絡む動きを見せる。

 前半14分に淑徳はCKのチャンスを、直後にもFKの好機を演出するも得点には至らない。すると逆に青稜が徐々にペースを掴みはじめ、FW9赤尾瑠朋(1年)やMF10太田代和志(2年)らが中心となり得点を奪いにかかる。前半33分、青稜は右サイドを突破したMF太田代がゴール前のMF8町原櫂人(1年)にクロスを送るもMF町原はシュートを打てず得点を奪えない。

 このまま前半を終えるかと思えた38分、淑徳は右サイドからの攻めを見せると、最後はMF一法師が決めて先制に成功する。

 さらに淑徳は、後半立ち上がり2分にもMF遠藤がゴールを決め、2-0とリードを広げる。

 しかし、前半の中盤からペースを掴みはじめた感のあった青稜は、この展開にも焦らない。直後の後半4分に得たCKのチャンスはモノにすることができなかったものの、7分、ゴール前でボールを持ったMF太田代が反撃の狼煙となるゴールを挙げると、12分にも得点を奪い、2-2の同点に追い付く。

 その後、試合は一進一退の攻防が続く。しかし互いにチャンスを作るものの得点には至らず、後半終了のホイッスル。PK戦へと突入する。

 4人目まで全員成功した先攻の青稜に対し、後攻の淑徳は3人目が失敗、後が無い4人目も失敗に終わり無念の敗退。0-2の劣勢から追い付き、PK戦を制した青稜がブロック決勝へと駒を進めた。

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選