駒込が逆転で法政大高を下しし2次予選進出!MF中馬の突破力を軸に勝利を掴む
歓喜の駒込イレブン(写真=矢島公彦)
9月20日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック決勝が行われ、法政大高と駒込が対戦した。
法政大高はブロック準決勝で芝浦工大附を下しブロック決勝へ進出し、駒込はブロック準決勝で文化学園大杉並に勝利しブロック決勝へと勝ち進んできた。
法政大高のキックオフで試合は開始されると試合序盤は駒込が左サイドからMF7中馬敦樹(3年)がスピードあるドリブルで攻め込み、法政大高ゴールを脅かす。
しかし先制したのは法政大高。前半28分、CKのチャンスを得るとFW9斉藤蔵人(3年)が蹴ったボールはそのままゴールへと向かう。一瞬そのままゴールかと思われたもののギリギリで弾き返す駒込ディフェンス。それをDF3小林心吾(3年)が執念で押し込み、法政大高が先制する。その直後にも法政大高はCKを得るものの、ここはノーゴールに終わる。
セットプレーから失点したものの、自分たちのペースでボールをつなぎ攻撃を展開する駒込。前半終了間際にはゴール前からMF6大川颯(3年)がシュートを放つもののGK正面をつきキャッチされる。間もなくホイッスルが吹かれ、ここで前半は終了。1-0と法政大高のリードで折り返す。
法政大高 vs 駒込(写真=矢島公彦)
後半に入っても流れは駒込のまま。立ち上がりから再三CKのチャンスを演出するなど、駒込の時間帯が続くものの、法政大高の守りは崩せない。
リードされたまま時間が過ぎ、焦りを感じそうな展開を変えたのは攻撃の要のMF中馬。緩急自在のドリブルで再三に左サイドを突破してきた中馬が、またもや自ら切れ込むと、マッチアップの法政大高ディフェンダーがペナルティエリア内でたまらずファウル。
PKを獲得した駒込は、倒されたMF中馬が自らキッカーとなり、これを落ち着いて決めて同点に追い付く。
その後は攻める駒込、守ってカウンターを狙う法政大高という展開で試合が進むと、駒込は右サイドから仕掛け中央にクロスを送ると、MF10本木大登(2年)がヘディングシュートを放ちネットを揺らす。
2-1と試合をひっくり返した駒込は、そのまま集中力を切らさず法政大高の反撃を必死でしのぐ。すると試合終了の笛が吹かれ駒込が逆転で法政大高に勝利。好ゲームを制し、2次予選進出を決めた。
(写真=矢島公彦)
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選