苦しい時間を耐えた堀越が連覇に近づく完封勝利!保善を下し準々決勝進出!

歓喜の堀越イレブン(写真=矢島公彦)

 10月17日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次トーナメントAブロック2回戦が行われ、保善堀越が対戦した。

 第99回全国高校サッカー選手権東京予選のBブロックを制し連覇を狙う堀越は、2次トーナメント2回戦回戦からの登場。対する保善は高松宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京3部リーグ(T3リーグ)所属で、1次トーナメントから勝ち上がり、2次トーナメント1回戦では都立東久留米総合を下し2回戦へ駒を進めてきた。

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 小雨が降り滑りやすいピッチコンディションのなか、試合は堀越のキックオフで開始されると、立ち上がりから試合が動く。前半3分、堀越はMF14山口輝星(3年)が左サイドを突破しボールを運ぶと自らシュート。ボールはネットを揺らし、開始早々に堀越が先制する。

 その後も堀越はMF山口が左サイドから攻め上がるも、高さのある保善のDF4小林空人(3年)、DF5谷口綾敏(3年)らを中心としたディフェンス陣がアタッキングサードで厳しいプレッシャーをかけていく。

 すると保善は守りからゲームの流れを掴み始める。前半16分、18分にはセットプレーのチャンスを作り、22分には相手ゴール前でFW9野崎雄吾(3年)がシュートを放つ。得点には至らなかったものの、徐々に押し込む場面を作るようになる。

保善vs 堀越(写真=矢島公彦)

 やや押し込まれる場面が多くなってきた堀越だったが、そこは試合巧者。前半28分、MF15中村ルイジ(3年)が2点目のゴールを奪い、再びゲームの流れを手繰り寄せる。結局前半はこのまま終了。2-0と堀越がリードして折り返す。

 後半に入ると、立ち上がりから一進一退の攻防が続くものの10分を過ぎた頃から、またも保善が押し込み始める。10分、18分、22分と保善はセットプレーのチャンスを作るもののノーゴール。さらにサイドからの攻撃を見せるものの堀越の堅守を崩し切れない。

 逆に堀越は後半36分、途中出場のMF11伊東來(3年)がダメ押しとなる3点目のゴールを右スミに決めて勝負あり。

 保善は再三チャンスを作るものの決定力に泣き、苦しい時間を耐え勝負所で得点を奪った堀越が3-0と完封勝利し、連覇に一歩前進。準々決勝進出を決め、東京実業と対戦する。

(写真=矢島公彦)

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選