2回戦での課題を修正した帝京が攻撃力の高さを見せつけ都立駒場に4発完勝!
都立駒場 vs 帝京(写真=矢島公彦)
10月24日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次トーナメントBブロック準々決勝が行われ、都立駒場と帝京が対戦した。
都立駒場は2回戦で東京成徳大高と対戦し、中盤苦しみながらも完封勝利。一方の帝京は、2回戦で目白研心と対戦。序盤から動きが硬く先制を許す展開で延長までも連れ込んだ試合に辛勝するなど、両チームとも苦しいゲームを勝ち抜いてきた。
試合は都立駒場のキックオフで開始。すると序盤から帝京が押し込む展開。開始直後にFKを獲得すると、FW10伊藤聡太(2年)が直接狙うもここはゴールならず。さらに5分、スローインからのこぼれ球をまたもFW伊藤がシュートを放つも都立駒場GK1熊谷航也(2年)にキャッチされる。
さらに帝京は19分、FW13齊藤慈斗(2年)からDF5荻野海生(3年)へボールが渡ると、DF荻野がMF12大田知輝(2年)へクロスを送る。しかしここはシュートを打てず得点は生まれない。
押し込まれる時間が多い都立駒場は、キャプテンのMF8牧元英多(3年)がゲームをコントロール。FW9菅野俊平(3年)やFW10藤木速人(3年)がサイドから攻め込みゴールを狙う。
そんな中、攻め込みながら点が奪えなかった帝京が怒涛のゴールラッシュを開始する。前半30分、ゴール前の混戦からFW齊藤がシュートを打ちネットに突き刺すと、32分にはMF7松本琉雅(2年)がボールを持つとそのままドリブルで運ぶ。FW齊藤にスルーパスを出すと思いきや、切り返して自らシュート。するとボールはネットを揺らしアドバンテージを2点と広げる。さらに36分、FW10伊藤が左サイドから攻めシュート。これもネットに吸い込まれ、瞬く間に帝京が3点をリードする展開に。このまま前半は3-0と帝京がリードして折り返す。
都立駒場 vs 帝京(写真=矢島公彦)
後半に入っても帝京が主導権を握る。開始早々にFW伊藤がゴール前でシュートを放つもバーの上。さらに17分には右サイドのFW齊藤が左サイドのFW14山下凜へクロスを送る。これを山下が中のMF6狩野隆有(3年)にパスを出し、狩野がシュートを放つも枠を捉えきれない。
しかし帝京は後半22分、左サイドのDF3入江羚介がクロスを放ると、ニアに走り込んだMF松本がシュート。これがネットを揺らし、ダメ押しとなる4点目を挙げる。
その後都立駒場もセットプレーや途中出場のMF23小林建広(3年)がサイドから突破を図るなどゴールを奪いにかかるが、帝京DF2小林佳太(2年)やDF荻野らが体を張って得点を許さない。
すると試合はそのままタイムアップ。試合の入りや動き出しの遅さなど、前試合の修正点を改善した帝京が都立駒場に4-0で完封勝利し準決勝進出。次戦で大成と激突する。
(写真=矢島公彦)
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選