2点リードから追いつかれるも望月斗弥のゴールで青森山田セカンドを突き放した清水桜が丘が予選リーグを1位で突破!
清水桜が丘 vs 青森山田セカンド
全国の強豪40チームが出場する第9回和倉ユースサッカー大会予選リーグ2日目が7月28日に行われ、グループAの清水桜が丘(静岡)vs青森山田セカンド(青森)の一戦は清水桜が丘が3-2で競り勝った。この結果、清水桜が丘は勝ち点7の1位で、青森山田セカンドは勝ち点3の3位で順位決定トーナメントに進むこととなった。
序盤は青森山田セカンドが球際で勝りペースを握り、前線で59番FW秋元泰喜が起点となり、2列目からの抜け出しが効果的に機能する。しかし先制したのは清水桜が丘。18分、カウンターから6番MF望月楓が中央をドリブルで持ち上がりバイタルに入ったところで右サイドに展開。ここからクロスが入りボックス内でコントロールした9番MF大瀧秀一が倒されPKを獲得。これをMF大瀧が自ら落ち着いて決めた。
人数を掛けて攻め込む青森山田セカンドに対し、清水桜が丘はボールを奪ってから素早い攻撃を展開。すると前半終了間際の29分、左サイドからの高速クロスに13番FW今野京輔が合わせて追加点。清水桜が丘が2点リードで前半を折り返す。
後半に入っても両チームが攻め合う。清水桜が丘が何度も決定機を作りながらポストやバーに阻まれる中、青森山田セカンドは35分にFW秋元が右足でゴールをあげて1点差に詰め寄る。更に43分には30番FW奈良岡健心が同点ゴール。
追い付かれた清水桜が丘は51分、シュートのこぼれ球に反応したMF大瀧が詰めてゴールネットを揺らすもこれは惜しくもオフサイドの判定。しかしそれでも諦めない清水桜が丘は56分、10番FW望月斗弥がミドルシュートを放つと、これが相手DFの足に当たってディフレクション。上に上がったボールはループシュートのような形になりGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
両チームその後も激しく攻め合うもスコアは動かずそのままタイムアップ。スピーディーで激しい一戦を清水桜が丘が3-2で制し予選リーグを1位で終えた。
(文・写真=会田健司)
▽第9回和倉ユースサッカー大会 2021
第9回和倉ユースサッカー大会 2021