決して崩れない西武台!桐蔭学園との我慢比べを制し決定戦進出
桐蔭学園(神奈川)vs西武台(埼玉)
12月18日、プリンスリーグ関東 プレーオフ(参入戦)の1回戦が山梨県の押原公園グランドで行われた。第1試合、桐蔭学園(神奈川)vs西武台(埼玉)は0-0のまま延長戦でも決着が付かず、西武台がPK戦を5-3で制した。勝利した西武台は21日に行われる決定戦に進出し、関東一(東京)と対戦する。
セットしたボールが動いてしまう程の強風の中迎えた試合は、コイントスで桐蔭学園が風上を選択。桐蔭学園は9番FW池田龍将が起点となり敵陣に攻め込む。10番FW立石宗悟が遠目からミドルを放てば、21分には相手CKからカウンターを発動。FW池田が自陣左サイドのタッチラインギリギリでボールを残すと、そのままドリブルでDFを抜き去り一人でボックス内まで侵入。そこからカットインシュートを放つもこれは惜しくもゴール右に外れる。
その後もFW池田とFW立石が中心となり再三チャンスを作る桐蔭学園。左サイドの20番MF阿部大輝もキレのあるドリブルで縦に勝負。37分にはFKが弾かれたところを拾ってやり直し、右サイドから2番DF伊規須恵祐が鋭いクロスを中に入れると、ファーサイドでFW立石が左ボレーで合わせる。しかし桐蔭学園はここでもゴールを奪えず。強烈な向かい風の中、耐える時間が続く西武台もアディショナルタイムに左CKから4番DF長谷川智紀が飛び込むも僅かに合わず。それでも西武台は不利な条件の前半を失点ゼロで終わらせた。
3番DF原田蓮斗が試合後「野球の表の回と裏の回」と振り返ったように、後半に入ると"自分たちの出番が回ってきた!"とばかりに風上になった西武台が攻勢に出る。9番FW市川遥人が前線で起点となり、14番MF和田力也が積極的に仕掛けシュートも放つ。飲水タイムを挟んでも流れは変わらず、西武台はFKやCKを増やしながら、セカンドボールを拾ってはサイドからクロスボールを入れ続けた。86分には左サイドからのクロスをファーで折り返したところをFW市川がオーバーヘッドで狙う。しかし桐蔭学園同様、西武台もゴールを決めることが出来ずに後半の45分も終了した。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2021プリンスリーグ関東 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2021プリンスリーグ関東 プレーオフ(参入戦)