1点を争う好ゲームは東北学院に軍配!花巻東を延長で下し初の決勝へ
決勝ゴールを挙げ喜ぶ東北学院FW10渡邉幸汰(写真=松尾祐希)
ともに勝てば初の決勝進出。今大会、快進撃を見せてきた両者の一戦は1点を争う好ゲームになった。
1月31日、第21回東北高等学校新人サッカー選手権大会の準決勝が行われ、3大会ぶりにベスト4へ勝ち上がってきた東北学院は花巻東と対戦。序盤から主導権を握り、積極的にゴールを狙っていく。決定機を決められず、70分で決着を付けられなかったが、延長後半6分にFW渡邉幸汰(2年)が決めて勝利を手繰り寄せた。
東北学院は縦に速いシンプルな攻めで流れを作る。高さと強さを兼ね備える渡邉が前線で起点となり、サイドから仕掛けていく。しかし、前半は相手の堅守を破れず、スコアレスで折り返した。
迎えた後半、東北学院は渡邉にボールを預け、2列目の野木夢翔(2年)や布田夏輝(2年)、高橋竜馬(2年)らが相手の背後を突き、ゴール前に侵入していく。11分には布田が左サイドからカットインし、右斜め45度の位置から右足を振り抜く。惜しくもこれは相手GK坂上徹太(2年)のファインセーブに阻まれてゴールを奪えない。53分にも布田が持ち込んで左足でシュート。その後も攻め続けるが、先制点がなかなか奪えない。結局、前後半終わって決着を付けられず、勝負の行方は延長戦に委ねられた。
▽第21回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第21回東北高等学校新人サッカー選手権大会