FC東京U-18 vs 青森山田(写真=佐藤亮太)

 「これまで逆転されたり、追いついたのに失点した試合があった。その経験から本能的に意識のギアがひとつあがった」(GK16西山草汰)

 「きょうの試合のように足がつった選手が出ると集中力が切れやすくなるが、全体で声が出ていたのがよかった。まだ意識的にだが、ピッチ外での会話を増やそうとしていることがつながっている」(DF3土肥幹太)

 球際に球際で対抗したFC東京U‐18。骨の軋みが聞こえるようなハードな戦いができたのは青森山田へのリベンジがあった。

 昨季、プレミアリーグ最終節・0-2で敗戦。しかも前後半シュートゼロに抑えられた「スコア以上の大敗(奥原監督)」だった。

 迎えた今季、それなりに手応えはあったものの、今季第2節では0-1で敗戦。チームとしての差を見せつけられたイレブンの多くは悔し涙にくれたという。それだけ青森山田戦への思いは強かった。

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