岡山学芸館対就実の3位決定戦は1-1の引き分け
岡山学芸館 vs 就実(写真=森田将義)
第14回中国高校サッカー新人大会は14日に大会最終日を実施。岡山学芸館と就実による3位決定戦は1-1の引き分けとなった。
「この後の遠征メンバーの選考会みたいな感じで送り出しました」と岡山学芸館の高原良明監督が話せば、就実の須田二三明監督も「プリンスリーグを見据えて選手層を厚くするため、出場機会が少なめの子たちに今日はチャンスをあげました」と口にした通り、実戦経験を与えて鍛えるため、この日の試合は控え組が主体となった。とはいえ、共に勝利を捨てたわけではない。特に意気込みが強かったのは、2月に行われた県の新人戦決勝で、岡山学芸館に1-4で敗れた就実。「中国大会で学芸館とやるのが、一つのモチベーションだった。中国大会でリベンジしようともう1回、自分たちを見つめ直して取り組んできた」(須田監督)。
新人戦決勝で反省点として挙がった試合の入り方を見直し、この日は立ち上がりと共にボールを持ったら素早く、ターゲット役の14番FW吉岡稜太を目掛けて長いボールを展開。そこから高い位置でプレスをかける事で、岡山学芸館を押し込んだ。岡山学芸館としては地上戦に持ち込みたい所だったが、就実に合わせてしまい往来の多いゲームに。高原監督は「技術的な部分や判断の所が全く出来ていなかった。ちょっとバタバタバタした感じで落ち着きのないゲームだった」と振り返った。
▽第14回中国高等学校サッカー新人大会
第14回中国高等学校サッカー新人大会