1次予選2回戦 高槻北 vs 大阪商大高

 1-0のまま迎えた後半、最初のチャンスは高槻北。37分、右CKが一度は跳ね返されたものの、これを拾ってもう一度中へ送ると、残っていた3番DF石橋祐馬に決定機が訪れるもあと一歩届かず。

 大阪商大高もFKからチャンスを作るもこれを活かせず時間が経過。同点に追い付きたい高槻北は53分から立て続けに3枚の交代カードを使いゴールを目指す。

 ここで最後に投入されたレフティーの1年生14番MF真田爽杜が左サイドで起点を作る。真田はCKのキッカーとしてもチャンスを演出。試合終盤は高槻北が大阪商大高を押し込む展開が続くも、最後までシュートが打てず。

 ここで試合終了のホイッスルが鳴り、雨の中の死闘となった一戦は1-0で大阪商大高に軍配が上がった。

 残念ながら両チーム共に普段のサッカーが出来ない環境での試合となってしまったが、実力のあるチーム同士の勝ちたい気持ちが前面に出た戦いとなった。昨年の選手権では5回戦まで進出した高槻北にとっては初戦敗退と悔しい結果に。

 逆に昨年の選手権で初戦敗退を味わった大阪商大高は難敵との初戦を乗り切った形だ。試合後に高槻北から千羽鶴を受け取った大阪商大高イレブンはこの勢いに乗ってJ-GREEN堺に乗り込む。

 大阪商大高は2次予選1回戦で吹田と対戦する。

 (文・写真=会田健司)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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