先制ゴールを決めた東海大仰星30番MF岩井遥斗

 1点ビハインドで後半を迎えた履正社はハーフタイムに2枚替えを行い反撃に出る。

 すると52分、履正社は名願が中盤左サイドから縦にボールを送ると、「(名願)斗哉は良い持ち方をしてくれるので、動き出せばボールが出てくる」とタイミングよくサイドに流れてパスを受けた9番FW古田和之介が「ストライカーとしてボックス内で仕事がしたいので、どんどんボックス内に入っていってゴールに直結するプレーを意識している」とドリブルで仕掛け、縦に勝負してボックス内に侵入し倒されてPKを獲得。

 このPKを古田が自ら沈め履正社が同点に追い付いた。

 東海大仰星も60分にカウンターからチャンスを作り、22番FW山本青英が右サイドを突破してドリブルで中に切り込むもゴールは奪えず。

 履正社も直後に負けじとチャンスを作り、左サイドを名願がドリブルで突破しマイナスのクロスを送るも、ニアで古田がスルーしたボールは後ろと合わず。

 互いに譲らないゲームは1-1のまま70分が経過し、後半も終了し延長戦(10分×2)に突入する。

 延長前半は両チーム疲労が出始めながらチャンスをつくるも、ものに出来ず無得点。そして延長後半も9分が経過しPK戦が近づいたところで履正社の背番号10が魅せる。

 名願が中盤でパスを受けると「最後はしんどくて何も考えられなかった」と最後の力を振り絞ってドリブルを開始。対面したDFを次々と抜き去るとボックス左に侵入し左足でシュート。この名願のシュートは枠に収まらなかったものの、ファーサイドに走り込んでいた14番MF川端元が詰めてゴールネットに突き刺した。

 歓喜に沸く履正社イレブンと肩を落とす東海大仰星イレブン。

 直後に試合終了のホイッスルが鳴り、90分の死闘を制し、履正社が2-1で逆転勝利を収めた。

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