神村学園、代替大会Vに安堵
優勝を果たした神村学園イレブン(写真=森田将義)
2月に行われる予定だった九州新人大会の代替大会「九州高等学校サッカー大会~九州はひとつ~」は13日に大会2日目を実施。神村学園と鹿児島城西による決勝戦は2-2(PK5-4)で神村学園が勝利した。
代替大会とはいえ、神村学園にとっては県の新人戦に続く今年2つ目のタイトルとなったが、喜び以上に安堵の気持ちが大きかった。理由は、チームの顔と言えるMF大迫塁とFW福田師王の不在。2人は高校選抜の一員として、デンソーカップに参加したため、今大会は登録から外れた。「塁と師王がいなくても優勝しないと日本一にはなれないと思っていた」(15番MF笠置潤)のは、チーム全員が同じだ。「大津さんや東福岡さんもいなかったので、負けたらいけないと思っていた」(笠置)のも、優勝した安堵に繋がっている。
【フォトギャラリー#1】神村学園 vs 鹿児島城西
【フォトギャラリー#2】神村学園 vs 鹿児島城西
試合展開も苦しかったため、安堵の気持ちに拍車をかけた。準決勝の国見戦は先制点を許しながら、笠置のゴールで追いつき、PK勝ち。迎えた鹿児島城西とのライバル対決も、ギリギリの所で掴んだ勝利だった。前半4分に相手のバックパスの乱れを奪った6番FW上地蓮のパスから、11番MF積歩門がゴールネットを揺らして先制したが、23分にはGKのキックを14番FW矢吹凪琉に決められ、同点で前半を終えた。
▽2022 九州高等学校サッカー大会~九州はひとつ~
2022 九州高等学校サッカー大会~九州はひとつ~