現代サッカーの「グローバルスタンダード」貫いた帝京第五 名門・済美に5得点快勝

開始30秒余りで先制ゴールをあげたMF8梅澤 玄季(2年)を迎える帝京第五イレブン(写真=寺下友徳)

 一時は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、東予・中予・南予地区予選終了時での打ち切りが発表された「令和3年度愛媛県高校サッカー新人大会」。だが現在、県内全公立校で公式戦以外には対外試合が一切禁止されている現状などを鑑み、愛媛県サッカー協会は再度県大会の開催を決断。日程は3月12日(土)・13日(日)の2日間で4ブロックに13チームを分け再編した上で4強までを決める大会形式、試合間隔は4時間を空け、無観客試合など関係各所が感染防止策に万全を期した上で計9試合が行われた。

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 そのうち3月12日(土)に行われたBブロック1回戦では2022年の愛媛県高校サッカーの勢力図を占う注目対決が実現。昨年の選手権愛媛県大会で準優勝し、2022年は悲願の全国大会初出場を狙う南予地区予選13得点無失点Vの帝京第五と、過去、インターハイ選手権4回ずつの全国大会出場。愛媛FC、ファジアーノ岡山、横浜FCでJ通算301試合に出場し、2021年度からコーチに就任したMF渡邊一仁や、J2モンテディオ山形のFW藤本佳希などJリーガーも多数輩出している中予地区3位の名門・済美が対戦した。

 両チームのスタート布陣は共にFW2枚が縦関係を作る変則「4-4-2」。

 帝京第五はGKが1田中恭太(1年)。4バックは右から2廣重陸(2年)、4峯山隆介(2年)、5津吹慶(2年)、3八子拓巳(2年)。中盤はダブルボランチに8梅澤玄季(2年)と6惣田和朝(1年)。右にキャプテンの10武田健汰(2年)、左は7藤野碧斗(2年)、2トップの頂点に9松田侑弥(1年)。その下に11丹羽一心(2年)なった。

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