同点ゴールを決めたFW9臼田成那（2年）(写真＝竹内松裕)

　ブラウブリッツ秋田U-18の中村洵監督は「攻撃力のあるチームとの対戦を経験して守備を整理し、選手たちは粘り強くやってくれた。複数得点が課題」とし、「勝点3が欲しかったが積み上げが大事。貴重な勝点1」と前を向いた。

　直近3試合で後半アディショナルタイムの失点により敗れていた明桜の原監督は「チャンスを作った直後のピンチで決められるのが課題。ただそれで終わらずに引き分けたことと、勝ち切るチャンスを作ったのはこの3試合から学んだことが出ていた」と振り返った。

　プリンスリーグ東北で実現した「秋田ダービー」については「東北の最高峰のリーグ戦を秋田で開催できるのは素晴らしい。ウチと明桜さんだけじゃなく、他の高校も出るようになれば秋田のレベルも上がる」と中村監督。原監督は「秋田の未来のために、プリンスリーグに絶対に残っていく必要がある。その強い思いをもって日常のトレーニングをしていきたい」と話した。

（文・写真＝竹内松裕）