西武台、浦和レッドダイヤモンズユースに1-2で逆転負けし初戦を飾れず

西武台 vs 浦和レッドダイヤモンズユース(写真=河野正)

 高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ2022関東1部第2節、西武台浦和レッドダイヤモンズユースによる埼玉勢決戦が4月9日、西武台高校第2グラウンドで行われ、西武台は1-2で逆転負けし初戦を飾れなかった。4月16日の第3節で鹿島アントラーズユース(茨城)と対戦する。

 西武台は昌平(埼玉)との開幕戦が4月2日に組まれていたが延期となり、この試合が第1戦だった。

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 というのも、3月に複数の部員が新型コロナウイルス陽性者と診断され、予定していた大阪遠征などすべての行事をキャンセル。練習を再開したのが3月28日とあり、昌平と協議の末に順延してもらった。

 就任36年目を迎えたベテランの守屋保監督は、「体力回復と初体験の90分ゲームに向け、1時間半の練習の半分は走り込みでした」と2005年以来、17年ぶりのプリンスリーグ関東1部に臨む準備に加え、コロナ禍の苦労を打ち明けた。

 序盤は西武台のペースで進み、持ち味のサイドアタックから敵陣深くに攻め込んだ。そうして前半13分、昨年からのレギュラーFW和田力也の左クロスをFW松永隆弥が、右足ダイレクトで合わせて先制。アンカーのMF武笠修也が的確にボールを散らし、外からの鋭い攻めと長いキックを使った戦法などで攻勢の時間帯を持続した

 しかし前半の半ば過ぎから、昨季まで高円宮杯 JFA U-18プレミアリーグEASTに所属していた浦和ユースがリズムをつかみ始める。長身FW清水星竜が27分、MF桐山龍人の正確な右クロスを打点の高いヘッドで押し込み同点。35分にも清水がDF稲垣篤志の右クロスを右足ボレーで蹴り込み、これが決勝点となった。

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