東京Vユースが無敗の昌平を撃破!10番MF新鉄兵が衝撃ミドル2発

衝撃的なミドルシュート2発を叩き込んだMF新鉄兵(写真=多田哲平)

 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部の第3節延期分が7月9日に行われ、昌平(埼玉)と東京ヴェルディユース(東京)が対戦。東京Vユースが2-0で勝利を収めた。

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 直近の9節を終えた段階では、昌平が6勝2分0敗(1試合未消化)の勝点20で首位。対する東京Vユースは3勝1分3敗(2試合未消化)の勝点10で6位だった。

 序盤に流れを掴んだのは、ここまで無敗の昌平だった。目立ったのは出足の素早いプレスでの囲い込みだ。1トップのFW15鄭志錫(1年)を頂点とし、トップ下のMF8長準喜(2年)、左サイドのMF11篠田翼(3年)、右サイドのMF10荒井悠汰(3年)という2列目が連動してボールホルダーを追い込んでいく。

 また中盤ではMF6佐藤海空斗(3年)とMF7土谷飛雅(2年)のダブルボランチが運動量豊富にスペースを埋め、そこを越えられても、DF4津久井佳祐(3年)とDF5石川穂高(2年)のCBコンビが門番のごとく立ちふさがり、東京Vユースの攻撃をことごとく防いだ。37分にはGK1上林真斗(3年)のビッグセーブも飛び出した。

 そしてボールを奪えば、細かいパスと鋭いドリブルを織り交ぜながらゴールを狙う。

 6分には右サイドでボールを受けた鄭からのパスを逆サイドで受けた篠田がシュート。20分過ぎには右SBのDF19上原悠都(1年)と鄭で右サイドを崩し、最後は荒井が左足でゴールを襲う。

 45分と45+1分には左SBのDF2武村圭悟(3年)が左サイドを駆け上がり、立て続けにチャンスを演出した。

 また今季の武器であるセットプレーでも相手ゴールを脅かす。21分のCKでは荒井のキックから石川が頭で合わせてバー直撃のシュートを放った。

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