首位追走中の帝京は三菱養和と1-1の痛み分け…エース齊藤慈斗が同点弾も逆転には至らず

帝京は齊藤慈斗の得点で同点とするも追加点は奪えず(写真=多田哲平)

 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部の第10節が9月3日に行われ、帝京(東京)と三菱養和SCユース(東京)が対戦。1-1の引き分けで、勝点1を分け合った。

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 約2か月間の中断期を経た再開初戦。9試合消化時点で、帝京は6勝0分3敗の勝点18で2位、三菱養和は3勝1分5敗の勝点10で7位だった。また帝京は準優勝を果たした令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)以来の公式戦となった。

 試合を通じて帝京が持ち前の攻撃力をもって押し込み、三菱養和がそれを凌ぎながらカウンターを狙う様相。前半は「1-0で折り返す想定はしていた」という庄内文博監督率いる三菱養和のイメージ通りに試合が進む。

 三菱養和はFW13齊藤慈斗(3年)を狙って攻撃を展開しようとする帝京に対し、3バックで対抗し、縦パスを遮断。DF3田中涼大(3年)、DF4シーバー・アガスティン優人(3年)、DF5平工雄大(3年)のCB3人がことごとくはね返し、最後方ではキャプテンのGK1町田佳祐(3年)が的確なコーチングで守備を締めた。

 ボールを奪えば、ボランチのMF6和光翔空(3年)やシャドーのMF8児平陽大(3年)を経由して素早い攻撃を仕掛けていった。

 すると28分、FW9秦優太(3年)が相手のバックパスが弱くなったところを見逃さず、GKとの1対1を見事な股抜きシュートで制して先制点を奪う。

 その後も反撃を狙う帝京のアタックを封殺。25分の相手MF7松本琉雅(3年)のドリブルを起点としたカウンターも、40+3分のその松本の飛び出しも凌ぎ、1点のリードで前半を終えた。

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