帝京の長身DF大田知輝はヘディングでのゴールを決め守備でも完封に貢献(写真=多田哲平)
この先制点で帝京は流れに乗った。押川とMF18田中遥稀(3年)の2ボランチは運動量豊富に中盤を動いてパスを捌けば、右のFW9橋本マリーク識史(3年)と左のMF11山下凜(3年)の両サイドハーフは鋭いドリブルで打開を図る。また左SBのDF3入江羚介(3年)の鋭い縦パスも冴えた。
後半に入っても、隙の無いプレッシングとテンポの良いパスワークを展開したのは、帝京だ。
57分には右サイドでボールを持った田中からのクロスに合わせてDF6大田知輝(3年)がヘディング弾を突き刺してリードを広げる。
その後は後半から途中出場したFW33橋本陸斗(2年)のドリブルに苦しみながらも、右SBのDF3島貫琢土(3年)の粘り強い守備や、CBのDF4梅木怜(2年)の巧みなカバーリングなどで必死に対応。67分には細かいパスワークで右サイドを打開されてFKを与えるも、これを凌いだ。
すると84分に途中出場の左サイドハーフMF23山﨑湘太(2年)が豪快なミドルシュートで3点目を奪取。さらに86分には巧みにペナルティエリアに抜け出した押川が相手のファウルを誘ってPKを獲得すると、これを齊藤が決めて4点目。勝利をほぼ手中に収める。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部
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